光る知覚 Touching the Light アキバタマビ21第60回展覧会 鈴木泰人・星田大輔・村上郁・渡辺望 4.29 SAT → 6.4 SUN

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Event

Statement

光なくして、人はものをみることができません。それゆえ、人は光を創り出し、闇を照らすことで文明を発展させてきました。私たちの身の周りには、太陽などの自然光から、ろうそくやLEDなどの人工光まで、さまざまな種類の光が存在しています。このような視覚を生み出す光は、美術においてもきわめて重要な要素として扱われてきましたが、20世紀になるとダン・フレイヴィンやジェームズ・タレル、オラファー・エリアソンなどの作品にみられるように、作品の素材としても重要な役割を担うようになりました。

光は網膜に到達すると視神経によって情報となり、脳に届くと視覚となります。また人がものをみる時には、光の明るさだけではなく、その質も知覚しています。つまり視覚とは網膜が光に触れることによって触感を得るシステムであると言えます。この触感としての光は、人の感性に直接的な影響を与え、個々人の心の内に豊かな広がりを持って立ち現れているはずです。

昨今、白熱電球などへの規制に対する関心が高まっています。20世紀末に発光効率が良い新しい光源、LEDが実用化されてから、環境問題への意識の高まりとともに、慣れ親しんだ白熱電球や蛍光灯の生産は世界的に縮小をはじめました。日本では政府がメーカーに対して自主的な生産中止を要請したことで、現在では多くの大手メーカーが家庭用白熱電球の製造を終了しています。2011年の福島原発事故後は、より緊急の課題となった省エネ対策のために一層強い働きかけがなされました。その影響が、いよいよ身の回りの光環境の変化として現れてきました。

エネルギーやそれに伴う環境問題は世界的課題のひとつです。しかし、照明のエッセンスは消費電力だけではありません。ひとつの面だけをみて照明のもつ多様な役割を奪うことは、照明による表現の可能性をも喪失させる危険性を孕んでいます。本展では、鈴木泰人、星田大輔、村上郁、渡辺望の4名のアーティストが、それぞれ異なるアプローチを通して照明の光を提示します。彼らが表す光はどのような質感を持って私たちの心に触れるのでしょうか。現代における人々と照明との関わりを見直すと同時に、美術作品としての照明のありかたについて、作品とともにトークやパフォーマンスイベントを交えて検証します。

Access

アキバタマビ21

東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 201・202
http://www.akibatamabi21.com

東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分 / 東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分 / 都営大江戸線上野御徒町駅A1番出口より徒歩6 / JR御徒町駅南口より徒歩7分 / JR秋葉原駅電気街口より徒歩8分

About

光る知覚 —Touching the Light—

2017.4.29.(土祝)- 6.4.(日)
開館時間 12:00~19:00(金・土は20:00 まで)、火曜休場